選挙のシーズンになると選挙演説の騒音をまき散らす車が近所にやってきて、うるさくて寝れやしない。真っ昼間から寝ている私が悪いのかも知れないが、ともかく、私の安眠を妨害するような候補者は地獄に落ちて欲しい。
だいたい、ほとんどの選挙演説車両には候補者も乗っていないし、私にとってはただの騒音をまき散らすだけの迷惑行為である。こういう候補者には私は死んでも投票なんてしたくないわけだが、統計的にはこうやって車で各地を回ったほうがその候補者への投票率が上がるそうである。無名の人より名前を聞いた人に投票してしまうほうが多数派なのだろう。
私は騒音をまき散らす候補者が憎いが、選挙において彼らの代わりの特定の候補者に投票したいというわけでもないから投票に行く気にはなれない。単に彼らが憎いだけなのである。
そこで、選挙制度における正しいソリューションとしては+1票だけではなく-1票も投票できるようにすべきである。そうすれば、誰それの選挙カーがうるさいから誰それに-1票を投じるために投票に出向く人が増え、全体の投票率も上がるし、騒音をまき散らす車を手配するというような選挙資金の無駄遣いが減るし、みんなが幸せになれるのである。
いまどき、動画やSNSでも「イイね!」と「ブー」をつける機能があって、あれが適切に運用できているところから察するに、-1票というのは悪くはないソリューションだと思うのだが…。
こちらには初めてコメントさせて頂きます。
ご多忙の中記事を投稿して頂き、有難うございます。
マイナス1票といえば、まさに古代ギリシャの「陶片追放」ですね。
確かにNoの意思表示が出来ることで、専制を防いだり、結果に多様性が生まれそうですが、
結局ネガティブキャンペーンが騒音として撒き散らされる結果になりそうですね。
市井の人々にとっては、負の情報のほうが候補者名以上に頭に残りやすいでしょうし。
一方、陶片追放はマイナス票のみですが、プラス票とともに運用する場合、
どのような戦略がとられることになるのかとか、
票数予測をどのようにするのかとか、
統計をかじっていると面白そうなネタではありますね。
> 結局ネガティブキャンペーンが騒音として撒き散らされる結果になりそうですね。
そうか!!自分の名前は名乗らずに他の候補者の悪口を選挙カーで言って回る作戦が考えられるのですね。なんと卑怯な。(笑)
それ、私も毎回考えてますw
よく聞くマイナス票を導入しない理由に、賛否両論の政策を掲げる候補者が不利になって改革を阻害するというものを聞いたことがあります。
ただ、実際のところ、同じことはできます。今回の例で言えば、騒音時間の総和をパラメータとして、それが最小の候補者に投票すればOKです。得票の差分が決め手なので、
気に入らない相手の得票を減らしても、ライバルの得票を伸ばしても同じことです。
私は実際にどの候補も同程度だと思った場合はこのように投票しています(死に票にならないように2強の場合は2者に比較を絞ります)。
実質的に同じことであっても、やはりマイナス票という「仕返し」の意味合いが強い行動でないとモチベーションが湧かないのが人情なのでしょうね…
P.S.
聞いたことがある→投票という思考?は本当に止めてほしいものです…
個人的には、候補者の数だけ票を持てるようにして、候補者一人につき1票までにしたらいいと思うんですよね。これなら死票が少なくなるし、システム上、機械の導入が避けられないので開票も早く出来るようになって公務員を無駄に働かせなくて済む。さらに格差是正によって、小選挙区とか比例とかを撤廃して一本化できる。
うるさいだけの奴には、票を入れなければ結果的にマイナス票の効果が出る。ネガキャンしかしてない連中には票は入らない。
国民には、いい事しかないように思うのだけどね・・・・
悪いことと言えば、固定票を持っている人間たちの駆け引きが難しくなることぐらいでしょ。